アクアリウムは癒しの空間を作り出してくれますが、フィルターや照明、ヒーターなどの電気代が気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、アクアリウムの電気代をできるだけ抑えながらも快適な環境を維持するための工夫を詳しく解説します。
【目次】
- アクアリウムの電気代の主な要因
- ヒーターの電気代を節約する工夫
- 照明の電気代を抑える方法
- フィルターの省エネ対策
- エアレーション(エアポンプ)の効率的な使い方
- 水槽サイズと設置場所の工夫
- 太陽光を活用したアクアリウム管理
- まとめ
1. アクアリウムの電気代の主な要因
アクアリウムで使用する電気の大部分は、以下の機器に使われます。
- ヒーター(水温維持)
- 照明(水草の育成や観賞用)
- フィルター(水質維持)
- エアレーション(酸素供給)
これらの電力消費を減らすことで、電気代を抑えることができます。

アクアショップZERO:ヒーター2本設置の例。片方はヒーターカバーがついてるので見にくいかもです。
2. ヒーターの電気代を節約する工夫
冬場に最も電力を消費するのがヒーターです。
以下の方法で節電が可能です。
- 断熱シートや発泡スチロールで水槽を保温する
- 水槽のふたをしっかり閉めて熱を逃がさない
- 室温を適度に上げる(エアコンを活用)
- ヒーターの設定温度を熱帯魚が耐えられる範囲で低めに設定(例:24℃→22℃)
- ヒーターを2個以上設置する(2個以上設置することで水槽内がまんべんなく温まるし、1個が故障した際に冷水になることを防ぐ保険にもなる。2個同時に壊れることはまずない。例:300w必要な場合は、150wを2個設置する。)
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3. 照明の電気代を抑える方法
照明は水槽の美しさを引き立てる重要な要素ですが、適切な管理で電気代を抑えることができます。
- LED照明を使用する(蛍光灯より省エネ)
- 点灯時間を短縮(8時間以内が目安)
- タイマーを使用して自動管理する
- 昼間は自然光を活用する(コケが発生しやすくなるためコケ対策商品を活用するのと、加減を知るまではコケの発生具合を注意深く観察し続ける。)
4. フィルターの省エネ対策
フィルターは常時稼働が必要ですが、省エネ仕様のものを選ぶことで電力を抑えられます。
- 省エネ設計のフィルターを選ぶ(各フィルターの消費電力を比較して選ぶ)
- 定期的に掃除をして効率を維持する
- 過剰な濾過能力のフィルターを使わない(パワーがあるということは消費電力も大きくなる)
- 外部式フィルターなどは保温シートでフィルター本体を保温する
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5. エアレーション(エアポンプ)の効率的な使い方
エアレーションは水中の酸素を増やしますが、不要な場合もあります。
- 水流を活用し、エアレーションを最小限にする(しかし水流は水槽内の温度を均一化することにも必要。エアーを絞るではなく、消費電力を考慮してパワーの小さいエアーポンプに交換する。)
- 夜間のみ稼働させる(水草水槽では酸素不足になりやすい時間帯が消灯時なため。タイマーを使えば自動化できる。)
- 水面(水位)をフィルターの排水口より低くすれば、空気を取り込んで酸素供給をカバーできる
6. 水槽サイズと設置場所の工夫
水槽の大きさや設置場所も電気代に影響します。
- 小型水槽は水量が少ないことが原因で冷えやすいため、いったん温まってしまえば中型以上の水槽(60cm以上)の方が電気効率が良い
- 直射日光が当たらないが、暖かい場所に設置する(エアコンなどで常に保温されている部屋があればそこ。)
- 水槽マットを使用し、底面からの熱損失を防ぐ
- 複数の水槽がある場合は、1ヶ所にまとめる(暖かい水槽が1ヶ所に集まれば保温効果がより高まる。水槽部屋はサーキュレーターで空気を循環させて保温効果を高めること。)
7. 太陽光を活用したアクアリウム管理
太陽光を利用することで照明の電力を節約できます。
- 自然光を取り入れられる場所に設置
- 日照時間を考慮し、補助的にLEDを使用
- 藻類の発生に注意しながら管理(コケ対策商品の活用)
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8. まとめ
アクアリウムの電気代を抑えるためには、ヒーターの保温対策、LED照明の活用、フィルターの省エネ設定などの工夫が重要です。
ちょっとした工夫で大幅な節電が可能なので、ぜひ実践してみてください。
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